まずは、暑中お見舞い申し上げます
酷暑のさ中ではありますが、
先日の日曜日、山に登ってまいりました
四国にある山にくらべて九州のそれは一見、
なだらかで女性的な形容をしていますが、
山中に分け入ってみると
意外に険しいガレ場が多いのですね。
登山靴を履いた足の裏が
ひりひりと痛くなるほどぢゃわ
先日、登った由布岳もそうみたい
温泉の湯煙あがる別府市街を
車で走り抜けること30分
やがて、右手前方に、
山裾のなだらかな傾斜が見えてきます
C８５・Y１００の鮮やかな緑が
目と体に滲み入るようぢゃね
由布岳の標高差は約１０００ｍ
つまり、登り口から頂上までの高さのことぢゃね。
石鎚山の成就社から頂上まで
標高差５００メートルくらいだから
まあまあの難易度
午前９時、気温はすでに３0度。
で、登り始めてみると、
あまりの蒸し暑さに
体力、気力多いに消耗ス
まるで敗残兵のように、
ストックにすがりながら、
よれよれになって登りましたわ
ふつう、
トレッキングでは、
登る途中で、
何度か立ち休みをして小休止をとりますが、
呼吸が整ってきたら、
心を静めて自分の登ってきた道を
振り返ってみることにしておりますのね
いつも美しい風景がうしろにあるのね、これが…。
頂上をめざして歩みを進めているときは、
ただの険しい起伏にすぎなかったものは、
振り返って見つめてみれば、
越えてきた峠であり、
うねうねと細く伸びる美しい尾根道であり、
潅木の茂った優しい一角…
山登りは、まるで
自分の人生を歩くようぢゃ
…と
思ったり、思わなかったり、
うふ
で、今回は、
やっと一息ついた
頂上から
はるか眼下を見下ろすと、
そこには四方を高い山に囲まれて、
湯布院の姿がありました
ふーん、
今なお人気の高い
かの温泉地は
大きな大きな
見事に大きな
すり鉢の底にありました
そんなんぢゃ
あかんで～
前にも後ろにも
身動きとれへんやないの…
思わず、
自嘲気味に
関西弁でつぶやいた私でした
では、
皆さま、夏バテに気をつけて
くれぐれも
ご自愛くださいませね
